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    <title>和泉清孝 ベルギー便り</title>
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    <updated>2010-09-06T09:26:30Z</updated>
    <subtitle>ベルギーで活躍するピアニスト、和泉清孝</subtitle>
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    <title>8月8日－15日　オランダにてマスタークラス</title>
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    <published>2010-09-06T09:20:12Z</published>
    <updated>2010-09-06T09:26:30Z</updated>
    <summary>　　皆様、残暑お見舞い申し上げます。 今年の日本の暑さは非常に厳しいと聞いており...</summary>
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        <![CDATA[　　皆様、残暑お見舞い申し上げます。<br />
<br />
今年の日本の暑さは非常に厳しいと聞いております。ベルギーは8月初旬からすでに暑さはなくなり、むしろ涼しい気候になっています。<br />
<br />
　　こちらでは、2ヶ月の長い夏休みがあります。今年はその内の一週間を仕事に献上しました。オランダで行われたマスタークラスに伴奏助手として参加したのです。<br />
<br />
これは10年以上も続いている伝統的な音楽講習会で、主に弦楽器や声楽のレッスンが行われています。アントワープ王立音楽院で僕が担当しているヴァイオリンの教授に依頼され、今回初めて参加する次第となりました。場所は、オランダの小さな街の中にある特殊な一角で、ここは外部からは隔離され、独自の雰囲気が漂っています。小さなお城を中心に、緑が豊富な広々とした空間が広がり、その中にいくつもの小さな部屋（宿泊施設）が点在しています。ここでは、普段耳慣れている車や鉄道の音などは全く聞こえず、その代わりに常に鳥の鳴き声が聞こえてきます。ここでは現実の生活を忘れ、時間もとてもゆるやかに過ぎていきます。音楽を学ぶ学生達にとってはうってつけの環境だと言えるでしょう。<br />
<br />
　　最初の日に教授達によるオープニング・コンサートが開かれ、僕はノルウェー人のヴァイオリン教授や、ロシア人の声楽教授と共演しました。これは僕にとってもとても光栄な出来事でした。今後もこのような人達とより多く共演出来る事を願っています。<br />
<br />
　　後の一週間は、声楽科の生徒のコーチや、ヴァイオリン科の生徒の伴奏等で忙しく過ごしました。アッという間の一週間でしたが、学生達にとっては非常に充実した一週間であったに違いありません。<br />
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    <title>4月23、25、27日　グリーグ「抒情小曲集」とストリンドベリ「人形の家」</title>
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    <published>2010-06-14T03:44:00Z</published>
    <updated>2010-06-14T04:16:59Z</updated>
    <summary>　約2年前に同じプログラムで演奏会をやりましたが、今回はその再演となりました（過...</summary>
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        <![CDATA[　約2年前に同じプログラムで演奏会をやりましたが、今回はその再演となりました（<a href="http://117.104.145.146/izumi/2008/07/07.html">過去の日記を参照</a>）。これはとても個性的な企画で、ピアノ演奏と物語の朗読が交互に行われます。ノルウェーの作曲家グリーグの音楽にスウェーデンの作家ストリンドベリの小説が組み合わされ、朗読は前回と同様に、政治評論家であるヴァンデ・ローベルボッシュ氏が担当しました。今回は3つの街で演奏したのですが、それぞれの場所によって聴衆の反応は様々でした。これはとても興味深い事だったので、この事について少し書きたいと思います。
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　第1回目は、へーレンタルスという街にある教会での演奏です。教会なので天井は高く、非常に響きの良い場所でした。演奏会が始まる前から、教会の中はとても静かでした。普通であれば、開演前には人の話し声で賑わうものなのですが。。。演奏会は、まず僕のピアノ演奏で幕を開けます。そして、その後朗読が始まりました。マイクを使っての朗読だったのですが、その響きが神父の説教を連想させます。教会のマイクには独特な響きがあるのです。聴衆はひたすら静かに聴き続けました。ここの人達はおそらく毎週この教会へミサを聴きに来るのでしょう。それ故に、ここでは静寂を保つ習慣があるのだと思います。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010061402-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010061402-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010061403-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010061403-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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　第2回目はリールという美しい街にある、音楽アカデミーの演奏会用ホールで行われました。ここの聴衆は前回の所とは全く違っていました。演奏の合間にも感嘆の声や、ため息などが聞こえ、我々演奏者と共に、物語を辿っているのが感じられました。ただ、ホールのピアノが調律されて無く、これには参りました。。。。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010061404-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010061404-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010061405-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010061405-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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　第3回目はブッハウトという街で、このホールでは昨年も演奏させて頂きました。ここでの反応も、また全く違うものでした。まず僕の最初の曲が終わると同時に大きな拍手が。基本的には全ての曲と物語が終わるまでは、拍手なしで通すのですが。
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そして驚いた事に、朗読が始まったとたんに大爆笑の連続。まるで漫才を聞いているような反応です。彼らが余りにもよく笑うので、途中からは朗読者の口調も、かなり砕けたものになってきました。良く聴いてみると、確かに所々に小さな冗談が織り交ぜられています。実は非常にユーモアに富んだ物語（もちろん翻訳の仕方にもよると思いますが。ちなみにこれはオランダ語訳です）だったようです。今まで全く気がつきませんでした。この会場には多くの知人や生徒が聴きに来てくれていたので、全体的にもとても家庭的な雰囲気でした。演奏会終了後には皆とのお喋りもはずみ、楽しい夜となりました。
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    <title>3月14日、21日　ショパン・リサイタル</title>
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    <published>2010-04-19T03:54:16Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:38:21Z</updated>
    <summary>　今年2010年はショパンの生誕200年記念の年で、それを記念する演奏会が所々で...</summary>
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        <![CDATA[　今年2010年はショパンの生誕200年記念の年で、それを記念する演奏会が所々で催されています。最初にヴィレブルック音楽アカデミーで演奏しました。まずはこの学校について少し説明します。僕は昨年からこの学校で働いていますが、学長自身がピアノ奏者という事もあり、ここではピアノの設備が非常に整っています。コンサート・ホールにはグランド・ピアノが2台あり、もう1つグランド・ピアノが2台設置された部屋があります。この２つの部屋で普段はピアノのレッスンが行われています。今まで様々なアカデミーを見てきましたが、これ程ピアノが充実した学校は他にはありません。学校自体はとても小さい規模なので、尚更にこのピアノの充実ぶりが目を見張ります。
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　僕が普段演奏する演奏会は大抵が始めての場所、もしくは2年毎なので、そこのピアノに慣れる事は難しく、直前のリハーサルのみがその機会となります。しかし、ここのホールでは、自分自身が毎週生徒を教えているので、ピアノの特徴もしっかりと把握できていました。それ故に、自宅のピアノという感じで、全て思い通りに演奏する事ができました。ここで演奏するのは今回で3回目になります。
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　演奏会では全てショパンの曲、幻想曲、夜想曲、ワルツ、ポロネーズ等を演奏しました。知人や生徒など多くの聴衆に恵まれ、非常に充実した演奏会となりました。<br />&nbsp;<br clear="all" />
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010031401-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010031401-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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　その一週間後に、ブリュッセルの楽器博物館にて演奏しました。前回と同じ演奏曲目で、全てショパンです。ここのコンサート・ホールは中央にある舞台を3方向から取り囲む形になっていて、昔の劇場を思わせます。また、この楽器博物館は旅行ガイドブックによると、「楽器専門の博物館としては世界屈指の規模を誇り、6000を超える楽器が展示されている」そうで、一見の価値がある博物館といえます。もちろんここを訪れたのは初めてで、この日は知人から食事に招待されていたので、演奏会終了後にはすぐにここを立ち去ってしまいました。ちなみに先月演奏した王立古典美術館とは目と鼻の先の所にあります。次回はこの２つの名所をゆっくりと見て廻りたいと思います。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010032101-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010032101-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010032102-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010032102-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010032103-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010032103-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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    <title>2月10日　ブリュッセルにてピアノデュオ・リサイタル</title>
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    <published>2010-03-10T03:50:03Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:47:27Z</updated>
    <summary> 　12年程前、僕の恩師であるケンデ先生夫妻がブリュッセルのこの王立古典美術館で...</summary>
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        <![CDATA[ 　12年程前、僕の恩師であるケンデ先生夫妻がブリュッセルのこの王立古典美術館で演奏会をなさった事がありました。アントワープから遥々ブリュッセルまでそれを聴きに来た覚えがあります。その演奏を聴きながら、「自分もいつかはここで演奏出来る日が来るのだろうか」などと漠然と考えていたのを思い出します。その当時の僕にとっては夢のような話でした。それから長い年月が経ち、今その舞台に自分が立っています。昔の事を思い出し、感無量でした。
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　王立古典美術館はブリュッセル中央駅から近くにある、とても重要な、そして大きな美術館です。当然ながら旅行ガイドブックにも詳しく載っています。今までここを訪れたのは一度だけで(12年前)、その時は演奏会だけを聴いて帰ってしまったので、ここの絵画を見たことはありませんでした。そして今回もピアノ演奏だけをして帰ってしまったので、ここにはもう一度必ず美術鑑賞のために戻って来る必要があります。後日ガイドブックを読んで、見逃したものが非常に大きかった事を知りました。
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　とても豪華な造りのホール、素晴らしい音響。全てが昔のままです。その当時非常に強い印象を受けたので、全てをはっきりと覚えていたのです。この日は主催者の希望により、前半は僕の独奏でシューマンを、後半はピアノ・デュオでヨンゲンとラフマニノフを演奏しました。色々な思いがあり、演奏会の二週間前からいつになく緊張していました。演奏会でこれ程までに緊張するのは久しぶりの事で、良く眠れない日が続き、まるで初めて演奏会に出演する時のような心境でした。演奏会を無事に終える事ができ、聴衆から大きな拍手を貰った時には、内心ホッとしました。僕を1人前のピアニストに育てて下さったケンデ先生夫妻には、もう一度心から感謝の念を述べたいと思います。
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また次回この素晴らしいホールで演奏できるのを、楽しみに待つ事にします。
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    <title>1月22日 アントワープにてピアノ・デュオの演奏会</title>
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    <published>2010-02-06T04:07:52Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:48:04Z</updated>
    <summary>　以前に何度か演奏した事のある、ルーベンス・ハウスでの演奏会です。今回は今までと...</summary>
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        <![CDATA[　以前に何度か演奏した事のある、ルーベンス・ハウスでの演奏会です。今回は今までとは違う作曲家を取り上げてみようと思い、ラフマニノフとベルギーの作曲家ヨーゼフ・ヨンゲンをプログラムに加えました。このヨンゲンという作曲家はブリュッセル音楽院の学長を務めた事もあるという人で、今回始めて演奏しましたが、フランス音楽の影響を強く受けた、とても繊細な作曲家です。今まで何度も名前を耳にし、それでもなかなか演奏する機会がなかったのですが、今回ようやくその時が来ました。これをきっかけに、更に他のベルギー作曲家も取り上げてみようと思います。
　ラフマニノフは良く知られたロシアの作曲家ですが、彼の連弾曲は独奏曲に比べると耳にする機会が少ないように思います。今回演奏した「６つの小品」は彼の初期の作品ですが、すでに独特の和声と雰囲気がにじみ出て、とても魅力的な音楽となっています。僕もこの曲が大変気に入り、今後も繰り返し演奏していきたいと思っています。
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　実はこの演奏会の10日程前に、１つの出来事がありました。これはとても強く印象に残った出来事なので、この日記に書く事にしました。
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　約2年前に、元ベルギー国大使であったヴァンデルリンデン氏の90歳の記念音楽会で演奏した事があります（<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/002511.html">2年前の日記参照</a>）。そのヴァンデルリンデン氏にもう1度お会いしたのです。
　ある日の夜、氏のご家族から連絡を頂きました。ヴァンデルリンデン氏は実は末期の癌で、いつ何が起きてもおかしくない状態だというのです。そして、氏の最後の望みが僕のピアノ演奏を聴く事だと。その数日後に僕はヴァンデルリンデン氏の家にいました。家というよりは、お城のような立派な建物で、リビングにはグランド・ピアノがあり、素敵な絵画が飾られていました。以前はこの部屋でサロン・コンサートが頻繁に催されていたそうです。ご家族の計らいでそこには既に多くの友人達が駆けつけていました。つまり、ここで僕のサロン・コンサートが行われたのです。ヴァンデルリンデン氏は歩く事はもう無理なご様子で、車椅子に座っておられましたが、思いの他お元気そうに見えました。急な出来事だったので、特別な曲を準備する事は出来ず、その時手の内に入っていた、ショパン、グリーグ、デュルレの小品を演奏しました。最初に、グリーグを弾くと言った時にはとても嬉しそうなジェスチャーをなさり、ショパンの演奏では、最後の和音を弾く前に「ブラヴォー！」の叫び声。演奏会を堪能して下さったようです。演奏会の後には皆の前で短いスピーチをし、とても気丈に見えました。
この日は大雪で、外は真っ白な銀世界です。一室から大きな庭が見え、この雪景色の美しさには思わず声を失いました。耳元で誰かが言います。「雪は全ての音を吸い取ってしまう。その後には静寂だけが残る」と。その通りだと思いました。
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　それから数日が経ち、ヴァンデルリンデン氏が亡くなった事を聞きました。あの演奏会の日の夜に亡くなったそうです。ご息女が仰いました。「最後に素敵な贈り物を貰えて、彼は幸せでした。有難う。私はあの日の事を一生忘れないでしょう。」
人生の最後まで音楽を愛し続けた、ヴァンデルリンデン氏。心よりご冥福をお祈り致します。僕もあの日の事は一生忘れられないと思います。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010012201-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010012201-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010012202-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2010012202-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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    <title>12月21日　エラスムス・アンサンブルのクリスマス・コンサート</title>
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    <published>2009-12-29T11:56:32Z</published>
    <updated>2010-06-04T07:52:45Z</updated>
    <summary> 　25日のクリスマスに先立って、演奏会が行われました。このエラスムス・アンサン...</summary>
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        <![CDATA[ 　25日のクリスマスに先立って、演奏会が行われました。このエラスムス・アンサンブルは昨年発足した室内楽のグループで、僕は発足時からピアノを担当しています。過去２回の演奏会はいずれもヴィオラ、クラリネットとの共演でしたが、今回はヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ギター、ソプラノ歌手など他のメンバーも参加しました。彼らとは初めての共演となりました。このアンサンブルは変幻自在で、演奏会、演奏曲目により編成も異なります。来年には弦楽四重奏の演奏会も１つ予定されていて、この時には僕は演奏しません。

　今回はクリスマスを祝い楽しむ為に、有名な曲が多く演奏されました。ヴィヴァルディの「ギター協奏曲」、モーツァルトの「フィガロの結婚」からのアリア、サン・サーンスの「白鳥」など、そして僕はショパンの「幻想即興曲」とリストの「愛の夢」を演奏しました。これらの曲は全て主催者からの依頼によるものです。１つの演奏会で独奏と伴奏の両方を担当し忙しい演奏会でしたが、それなりに楽しむ事が出来ました。会場はアントワープの街の中心にある劇場で、とても乾燥した響きではありましたが、美しいホールでした。写真はプロのカメラマンが撮っていたようなので、届き次第掲載致します。<br /><br />&nbsp;　ベルギーでは、先週降った雪がなかなか融けずに、とうとうクリスマスまで残りました。そのお陰で文字通り、美しいホワイト・クリスマスとなりました。25日のクリスマスの日には例年通りにホーべの教会で合唱団'カンタービレ'とのミサを演奏し、今は冬休みを満喫しております。<br /><br />&nbsp;　本年も一年間、大変お世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願い致します。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。]]>
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    <title>10月4日 三島での演奏会</title>
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    <published>2009-10-28T06:29:46Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:48:44Z</updated>
    <summary>　静岡県三島市に在る、ヴァンヴェール92番館で演奏させて頂きました。ここは、コン...</summary>
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        <![CDATA[　静岡県三島市に在る、ヴァンヴェール92番館で演奏させて頂きました。ここは、コンサートホール付きマンションで、住民の方々の「文化交流の場」として、実によく考えられた空間になっていました。このホールは、演奏会の為に建築されただけあって音響はとても良く、ピアノも、「温度や湿度」がしっかり管理されており、理想的で且つ最高の状態で保管されていました。演奏会の運営の方々のきめ細かく、暖かい誠実な態度に接し、これ等の方々とお知り合いになれたことを大変光栄に思います。縁があってこれまでも、熱海や伊豆の松崎等で弾かせて頂きましたが、今回も思い出深い演奏会となりました。
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　演奏会では、僕のソロに始まり、後半は現在ヨーロッパで、活動を展開しているポリーナ・チェルノヴァ女史とのデュエットで（ちなみに女史とはこの度、人生のパートナーとしても共に歩む事に成りました）、曲目は、ショパン、グリーグ、メンデルスゾーン、ビゼー、フォーレを演奏しました。ピアノデュオは、一般的には未だ普及していない曲目が大半ですが、多くの音で表現できる利面性が楽しめます。
　今回の日本への帰国では、運が悪く台風が上陸しましたが、それでも修善寺や湯河原の温泉を楽しむ事が出来ました。滞在最終日には、友人の結婚披露宴でピアノを演奏させて頂き、友人の人生の出発に花を添える事が出来ました。
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　来年も一層の精進の成果を皆様に聞いて頂ければと思います。そうして、皆様にお会いできる事を愉しみにし、皆様の健康とご多幸を祈っております。

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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009100402-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009100402-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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    <title>9月25－27日　合唱旅行</title>
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    <published>2009-10-01T09:55:24Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:49:19Z</updated>
    <summary>　毎年恒例の合唱団との旅行です。今回はベルギー南西に位置するフランス語圏の街、ト...</summary>
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        <![CDATA[　毎年恒例の合唱団との旅行です。今回はベルギー南西に位置するフランス語圏の街、トゥールネを訪れました。ここはベルギーで2番目に古い歴史を持つ街だそうです。

余談になりますが、ベルギーで1番古い街といわれるのがトンゲレンで、数年前に「ベルギーで1番古い」と聞いて興味がわきすぐに電車で2時間かけて行ったのですが、1000年以上前に建てられたという壁の一部分が残っているだけで（本当に一部分だけです）、それ以外はすべて近代的に建て替えられた街で、僕にとっては期待はずれでした。ブルージュを更に古くした風情ある街並みを想像していたのです。。。。。

その時の経験があったので、今回「ベルギーで2番目に古い街」と聞いても、実は余り期待はしていませんでした。

　ところが、トゥールネは素晴らしい街でした。古い歴史を持つ大聖堂と立派な塔を中心に中世さながらの街並みが続きます。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092501-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092501-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092502-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092502-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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更に運が良い事に、僕等が訪れた日に丁度2年に一度のお祭りが行われていたのです。これは中世時代の人々の生活や祭りを再現したもので、全ての住人がその時代の衣装をまとい（観光客以外は）、その当時の音楽や踊りを披露していました。その時代の食べ物（パリパリに焼いたパンに煮込んだベーコンと野菜を載せたもの）も配られていて、僕も試食させてもらいました。不思議な味でしたが結構おいしかったと思います。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092503-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092503-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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踊りの際には、民族衣装をまとった人々の間に混ぜて頂き、一緒に踊らせて頂きました。その当時の楽器の中ではバグパイプが中心だったそうで、これには驚きました。というのも、バグパイプは典型的なスコットランドの民族楽器だと思い込んでいたからです。中世には、ここベルギーでもこの楽器が演奏されていたのです。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092504-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092504-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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　泊まったホテルは街から5キロ離れた所の小さな村で、ここでは素晴らしい展望を満喫する事ができました。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092505-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092505-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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最後の日に、このホテルの目の前にある教会でミサの演奏をして帰途につきました。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092506-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092506-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092507-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092507-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092508-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009092508-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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    <title>モスクワにてＣＤ録音　8月25日－29日</title>
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    <published>2009-09-02T04:03:09Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:53:12Z</updated>
    <summary> 　ロシアの首都、モスクワでＣＤの録音を行いました。前回のショパン＆デュルレのＣ...</summary>
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        <![CDATA[ 　ロシアの首都、モスクワでＣＤの録音を行いました。前回のショパン＆デュルレのＣＤに次いで、これが2枚目になります。今回はノルウェーの作曲家グリーグの「叙情小曲集」抜粋版を録音しました。録音場所はモスクワの中心部にあるテレビ局で、ロシアの有名な演奏家の録音のほとんどがここで行われるそうです。モスクワ最大のテレビ局という事もあり、警備が非常に厳重で、毎回パスポートの提示と特別な通行許可証が必要でした。また、入り口には空港の荷物検査場のような金属探知機が設置されていて、建物に入る人は皆そこを通らなければなりません。
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　録音スタジオはとても広く、コンサート・ホールのような豊かな音響を備えていました。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009082501-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009082501-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009082502-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009082502-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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録音メンバーは4人もいて、それぞれ音響担当、録音担当、演奏内容チェック担当（この人はモスクワ音楽院の先生で、今回の録音の責任者）、もう1人は不明（何をしていたのか良くわかりませんでした。。。。）、と持ち場がしっかりと決まっていて、皆敏速にその仕事をこなしていました。録音は3日に渡って行われましたが、毎回1日の間があり、それらの日は市内の音楽学校で練習です。練習の後は少し遠回りをし、「赤の広場」を通って帰りました。確か<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/000069.html"><strong>4年程前にもモスクワを訪れた事があり</strong></a>、その時は冬で薄暗い色でしたが、今回は夏の明るいイメージの写真が撮れました。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009082503-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009082503-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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残念ながらクレムリンの中に入る時間はありませんでしたが、外からでも十分に素敵な風景です。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009082504-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009082504-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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　この街でもっとも強い印象を受けたのは、地下鉄です。まず、駅はとても豪華に造られていて、しかもとても深く掘られています。おそらくは地下10階分位の深さはあると思われます。地下鉄だけの目的ではなく、もともとは緊急事態（戦争や災害）にも備えて、市民が地下に避難できるようにと頑丈に広く造られたそうです。確かに、それぞれの駅に市民が避難できるほどの広さと快適さが備わっていました。ある駅では、美術館の中かと間違える程に豪華な絵画が飾ってあり、1つの芸術の域に達していました。4年前に訪れたサンクト・ペテルブルグの地下鉄でも同じような印象を持ったのを覚えています。
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　今回は録音が目的だったので、街の観光はほとんど出来ませんでしたが、次回は是非ゆっくりと観光してみたいです。
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来月は日本で演奏会があります。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。]]>
    </content>
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    <title>６月２８日　ブリュッセルにてピアノ・デュオの演奏会</title>
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    <published>2009-07-06T03:46:12Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:54:48Z</updated>
    <summary> 　ブリュッセルで演奏するのは数年ぶりです。場所は偶然にも日本大使館のすぐ近くの...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://kunitachi-gakki.co.jp/izumi/">
        <![CDATA[ 　ブリュッセルで演奏するのは数年ぶりです。場所は偶然にも日本大使館のすぐ近くのアトリエで、昔はある１人の画家がアトリエとして使っていました。その画家は既に引退なさり(現在103歳)、そのアトリエは今は専ら演奏会に使われているそうです。たくさんの絵画に囲まれての演奏会は、とても贅沢ですね。
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　４月以降、音楽院での仕事がとても忙しかったので、以前にオランダで弾いた曲目を今回もそのまま使わせてもらいました。とは言っても、毎回聴衆は異なるので、演奏曲目が同じでも全く問題はないのですが。。。。曲目はメンデルスゾーン、フォーレ、ストラヴィンスキーだったのですが、今回の主催者がストラヴィンスキーの大ファンだという事で、これも良い選曲だったようです。「ペトルーシュカ」は、今までの中では最高の演奏が出来ました。非常に集中力の高い聴衆で（演奏会に慣れているのでしょう）、演奏中全く身動きもせずに最後まで聞いて下さいました。僕等演奏家は聴衆の反応にはとても敏感で、彼らが集中していると、その分僕等も演奏しやすくなるのです。その逆に、携帯電話が鳴ったり、赤ちゃんが泣き出したりすると、他の聴衆は集中できず、僕等の演奏にも多少の影響を与えます（もちろんそのような影響を受けないように、日頃の訓練があるわけですが）。
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　演奏会の後はワインやおつまみが出て、皆楽しく演奏会後の一時を過ごしていました。僕等もその輪に加えて頂き、多くの人から話しかけられました。とても愛嬌のある方達でたくさんお話ししたかったのですが、最終電車の時間が迫っていたので、そうもいきませんでした。水を一杯だけ飲んで出発です。アントワープから離れた所で演奏する場合は常に電車での移動なので、演奏会の後もそう長くは居られません。なるべく早く運転免許を取って、次回は車で行ける様にしたいですね。
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　ところで今週から、待ちに待った夏休みが始まりました！
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009062801-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009062801-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009062802-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009062802-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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    </content>
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    <title>ドイツへの演奏旅行</title>
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    <id>tag:117.104.145.146,2009:/izumi//4.44</id>
    <published>2009-05-14T04:07:30Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:54:22Z</updated>
    <summary> 4月3日　グッティンゲン 　ドイツでは初めての演奏会です。グッティンゲンはアン...</summary>
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        <![CDATA[ <h3>4月3日　グッティンゲン</h3>
　ドイツでは初めての演奏会です。グッティンゲンはアントワープから北東へ車で約６時間上がった所にあります。この街の郊外にある教会で、まず最初の演奏会がありました。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040301-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040301-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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　今回の共演者はドイツ人とアメリカ人のハーフであるチェリスト、ブンゼンダール氏で、昨年も一緒に演奏しました（1ヶ月前はトリオで共演）。お時間があれば、<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/002242.html">昨年の日記</a>も読んでみて下さい。演奏会では、まずチェロのソロ、そしてピアノとのデュオ、休憩を挟み僕のピアノ・ソロ、最後にまたデュオという形式で、僕等は毎回このスタイルを貫いています。とても寒い教会でしたが、聴衆は静かに最後まで聞いて下さいました。最後の曲が終わり、拍手が長く続きます。皆アンコールを待っているのですが、ブンゼンダール氏は「寒いからもう弾きたくない」とごねりました。それでも僕が無理やりに引っぱり出し、1曲弾かせてしまいました。演奏家としては当然の仕事ですよね。実は僕も過去に1度アンコール曲を弾かなかった事があるのですが、今はとても反省しています。。。。
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<h3>4月4日　バット・カールスハーフェン</h3>
　その次の日は違う街での演奏会です。今回は3つの演奏会があったので、僕等はその3つの場所の丁度中間点に滞在していました。小さな田舎村で名前は忘れてしまいましたが、自然の真っ只中で素晴らしい所でした。目の前には川が流れ、朝は馬や牛、羊の鳴き声で目覚めます。ドイツにはこのような素晴らしい田園風景が多く存在します。ドイツ生まれのベートーヴェンが「田園交響曲」や「田園ソナタ」を生み出したのも、うなずけるところです。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040401-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040401-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040402-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040402-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040403-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040403-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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　この日の演奏会があったバット・カールスハーフェンは、温泉があり療養地として有名な所だそうです。また、フランス人の建築家によって街が設計されたという事で、全ての建物の窓の高さが統一されているのが特徴的でした。更に真っ白い壁もドイツではあまり見られない風景だと思います。
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　演奏会はこの街の中心にある市役所で行われましたが、ここでは毎月定期的に演奏会が行われているそうです。運河の前に静かに佇むこの風景は「美しい」としか言いようがありません。中のホールもとても綺麗で、演奏会には最適な音響も兼ね備えていました。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040404-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040404-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040405-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040405-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040406-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040406-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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<h3>4月5日　グッティンゲン</h3>
　第1日目に演奏した街ですが、今度は街の真ん中にある大きな総合病院でした。ここではとても素晴らしい斬新的なアイデアが使われていました。演奏会は病院の中心にある大広間で行われるのですが、病院の中には院内での移動も困難な方達が多くいます。斬新的なアイデアとは、この広間に設置されたマイクが病院内の全室へ接続されていて、患者さんはイヤホンから演奏が聴けるのです。これにより2000人以上の人に新鮮な音楽を届ける事が可能になっているのです。最初に主催者から「2000人が聴く」と言われた時には大いに緊張しましたが。。。。更にこの演奏会は録音されていて、数日後に国内のラジオで放送されました。
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<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040501-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040501-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040502-l.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009040502-m.jpg" alt="" class="graybox" style="margin: 5px; float: left;" border="0" /></a>
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　今回は3日続けての演奏会で体力的にも大変でしたが、その分ドイツの豊かな自然に触れることができ、心の保養になりました。
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    <title>３月２８日　ミッレヘムにてピアノデュオ・リサイタル</title>
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    <published>2009-04-13T05:16:52Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:55:35Z</updated>
    <summary> 　ミッレヘムという小さな田舎町の教会でピアノデュオの演奏会をやりました。約２０...</summary>
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        <![CDATA[ 　ミッレヘムという小さな田舎町の教会でピアノデュオの演奏会をやりました。約２００人収容のこの教会が満席になり、非常に熱気を帯びた雰囲気の中での演奏会となりました。今回は珍しく２台のピアノを使っての演奏会です。基本的には２台のピアノが設置されているホールは少なく、更に２台借りるとなるとかなりの支出になるので、大抵の主催者はこれをしません。それ故に、僕等にくる演奏依頼はほとんどがピアノ連弾です。ところが、今回の主催者は「豪華な演奏会を」という事で、２台ピアノの演奏会を企画しました。

　演奏曲目はチャイコフスキー、ラフマニノフ、ミヨーに加え、日本人作曲家の尾高尚忠氏の「みだれ」を演奏しました。この尾高尚忠氏は僕が東京芸大付属高校の時に、作曲でお世話になった尾高 惇忠先生のお父上にあたる方です。この曲を弾いたのは初めてでしたが、とても好評でした。演奏会の後に人々の口から「Otakaは素晴らしかった！」という言葉を聞く事ができ、とても嬉しく思いました。しかも、それが他人の音楽ではなく、多少でも自分に関わりのある方の作品だったので尚更です。また機会があれば是非演奏したい曲です。

<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009032801.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009032801.jpg" alt="" class="grayshadowbox" border="0" /></a>
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    <title>３月１５日　ヴィレブルックでのピアノ・トリオ演奏会</title>
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    <published>2009-03-25T07:34:18Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:56:21Z</updated>
    <summary>　昨年からピアノを教えているヴィレブルック音楽アカデミーで演奏会がありました。一...</summary>
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        <![CDATA[　昨年からピアノを教えているヴィレブルック音楽アカデミーで演奏会がありました。一週間前の演奏会でも共演したクラリネットのファンデ・フェルデ氏と、一年前に共演したチェロのブンゼンダール氏との３人でのトリオです。今回は演奏会にメリハリをつける意味で、楽器編成を曲ごとに変えました。つまり、最初にチェロのソロ。次にはチェロとクラリネットのデュエット、その次はピアノのソロ（僕はもちろんショパンを演奏しました）、そして最後に３人でのトリオという様に。この案が良かったようで、多くの人達から「色々と違った組み合わせが聴けて、とても楽しかった」という言葉を頂きました。<br /><br />&nbsp;　さすがに音楽学校だけあって、音響が良く、とても弾きやすいホールでした。また、この学校とは縁があるようで、約８年前にも一度ここで演奏した事がありました。僕はすっかり忘れていたのですが、当時その演奏会を聴いていた学長がずっと僕の事を覚えていて下さり、それがきっかけでここで教える事になったのです。来年はショパンの生誕２００年を記念してのショパン・リサイタルをここで開く事になりました。<br />&nbsp;<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009032501.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009032501.jpg" alt="" class="grayshadowbox" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009032502.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009032502.jpg" alt="" class="grayshadowbox" border="0" /></a>
<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009032503.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009032503.jpg" alt="" class="grayshadowbox" border="0" /></a>
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    <title>３月８日　エラスムス・アンサンブル演奏会</title>
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    <published>2009-03-16T06:02:11Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:57:02Z</updated>
    <summary>　　昨年ピアノ・デュオで演奏したヴィルレイクのお城で（昨年の日記を参照）、今年は...</summary>
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        <![CDATA[　　昨年ピアノ・デュオで演奏したヴィルレイクのお城で（<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/002314.html"><strong>昨年の日記を参照</strong></a>）、今年は新室内合奏団の演奏会が行われました。これは今年設立された合奏団で、記念すべき第１回目の演奏会です。僕は（当然ながら）ピアノを担当しています。メンバーは今のところ８人程いますが、演奏会によって組み合わせが変わります。今回の演奏会では、ヴィオラ、クラリネット、ピアノの３つの楽器（つまり３人）のトリオでした。来年はヴァイオリンやフルート、オーボエなどとの共演もあるようです。<br /><br />&nbsp;　　ヴィオラ、クラリネットの２人とは今回が初顔合わせでしたが、すぐにお互い馴染む事ができました。２人とも年上のベルギー人です。ユーモアのセンスが豊富な方達で、リハーサルの間中、ジョークを言って笑ってばかりいました。これ程楽しいリハーサルは他にはありえません。基本的にリハーサルが余り好きではない僕ですが（内緒の話です）、今回ばかりは毎回リハーサルの日を楽しみに待っていました。もちろんジョークを言って笑うためだけではありません。演奏は真剣に行いました（笑）。
<br /><br />　　演奏会では、ブルッフ、シューマン、フランセのトリオを演奏しました。フランセという人は２０世紀のフランスの作曲家で、作風も現代的なので、譜読みにかなり手こずらされました。普段ロマン派の作曲家ばかり弾いている僕にとっては（ストラヴィンスキーはたまに弾きますが）、慣れないスタイルです。おそらく、僕が今まで弾いた曲の中でも、かなり複雑な部類に入るのだと思います。それでも、非常に新鮮で楽しい音楽でした。是非また弾きたい曲だと思います。聴衆もこの音楽を堪能したようです。それと、ブルッフのトリオも素晴らしい曲でした。
４０分近くかかる大曲ですが、弾き応えがあり、弾きながらも感動の連続でした。これも弾き続けていきたい曲の１つです。

<br /><br />　　今週の日曜日にはチェロ、クラリネットとのトリオで演奏会があります。<br /><br />&nbsp;<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009031601.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009031601.jpg" alt="" class="grayshadowbox" border="0" /></a>
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    <title>ゲントにてピアノデュオ演奏会、ベーヴェルにてピアノ・リサイタル、フォールスホーテン（オランダ）でのピアノ・デュオ演奏会</title>
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    <published>2009-02-11T03:50:04Z</published>
    <updated>2010-06-11T09:57:44Z</updated>
    <summary>1月30日　ゲントにてピアノデュオ演奏会 　今回は普通の演奏会とは大きく異なった...</summary>
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        <![CDATA[<h3>1月30日　ゲントにてピアノデュオ演奏会</h3>

　今回は普通の演奏会とは大きく異なったユニークなものでした。ベルギーの大手銀行によって主催され、聴衆もその銀行職員に限定され、会場は「ベイローケ」というゲントを代表するコンサート・ホールでした。もともとは教会だった建物がコンサート・ホール用に増築されたのですが、それでも教会の古い壁がいたる所に顔を見せ、新旧の混ざった特別な雰囲気を醸し出しています。演奏会というよりも演説会に近い今回のイベントは、いかにこの経済不況を乗り切るか、というテーマのもとに、銀行の上役の方達の演説に僕等のピアノ演奏、さらにコメディアンのお話、踊りなどが混ざり、銀行の職員を叱咤、激励する為に企画されたようです。不況を乗り切るポイントは「２つの力を合わせる」事だそうで、銀行内の２つの違った組織が協力し合う必要性を訴えていました。そのような理由から、2人のピア二ストによるデュオ演奏、司会者も2人と全てデュオで統一されています。そこに巨大スクリーンによる映像も加わり、とてもダイナミックなイベントとなりました。映像には映画「ローレル＆ハーディー」や「ブルース・ブラザース」（両方とも有名な2人コンビだそうですが、僕は全く知りませんでした。皆さんはご存知ですか？）が登場し、その音楽も僕等が担当しました。もちろん連弾用の楽譜などは存在しないので、僕が映画を何度も見て編曲する必要があったのですが。映画音楽も悪くはないですね。その他にモーツァルト、グリーグ、ラフマニノフの曲も演奏しました。<br /><br />&nbsp;　また普通の演奏会と違い、共演者（？）が多くいたので、演奏の順番や始めるタイミングなど綿密なリハーサルが行われました。以前に人形劇団と共演した経験がここで生きたようで、滞りなく合わせる事が出来ました。それでも本番の常で、必ずアクシデントは起こるものです。本来僕等が弾き始める時に、誤ってコメディアン達が踊りながら出てきてしまうハプニングがあり、急遽予定変更。弾き始めようと振り上げた手を慌てて膝の上に戻しました。。。。一瞬の冷や汗。。。。お客さんは特に気付かなかったようです。皆とても満足げでした。
　たまにはこのようなユニークな演奏会があっても良いかもしれませんね。<br /><br /><br />&nbsp;<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009021101.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009021101.jpg" alt="" class="grayshadowbox" border="0" /></a>


<h3><br /></h3><h3>2月7日　ベーヴェルにてピアノ・リサイタル</h3>

　ベーヴェルはアントワープの南西、電車で2時間半の所にあります。ブリュッセルの丁度西に位置するこの村（街より村と呼ぶべきでしょう）は本当に静かな田舎村でした。広々とした丘が続き、電車の車窓からの眺めには目を見張る美しさがありました。慌しく家を出てきたので、カメラを持参するのを忘れてしまったのが残念でなりません。さて、この村の中心にゆったりと佇む礼拝堂で演奏会は行われました。この礼拝堂（昔は礼拝堂でしたが、今は演奏会のためにしか使われないそうです）の持ち主が親友の誕生日を記念してこの演奏会を企画したそうです。礼拝堂だけあって、天井がとても高く素晴らしい音響です。偶然にも選んだ曲目がグリーグとショパンだったので（特にグリーグはゆっくりの曲が多い）、最高の響きでした。これ程までに心地良く演奏できるホールは珍しいと思います。更に弾いたピアノはべヒシュタインでした。演奏会の後には豪華なディナーが用意されていたのですが、次の日にオランダでの演奏会が控えていたので泣く泣く辞退して帰宅しました。。。。それでも家に着いたのは夜中の12時でした。<br /><br /><br />


<h3>2月8日　フォールスホーテン（オランダ）でのピアノ・デュオ演奏会</h3>

　今度はアントワープから北へ国際電車で2時間半です。この週末だけでかなりの距離を移動した事になります。朝早く慌しく出掛けたので、またもやカメラを忘れてしまいました。。。。。かろうじて演奏会の写真はカメラマンによって撮られていましたが。フォールスホーテンと言っても余りよく聞かない町名ですが、デン・ハーグからそれ程遠くない所にあります。この日はあいにくの大雨、そして大雪でした。会場は何と総合病院で、ここで毎月クラシック音楽の演奏会が行われているそうです。病院で定期的に演奏会があるとは珍しいですね。もちろん病院外からもたくさんの人が聴きに来るそうです。<br /><br />&nbsp;　それ程大きな場所ではありませんでしたが、演奏会はほぼ満員でした。豪華にもスタインウェイのピアノだったのですが、残念なことに（これは実は起きてはいけないハプニング）調律がなされていませんでした。前日に調律士が来る予定だったそうですが、「来るのを忘れた」そうで、それから当日僕が言うまで誰も気が付く人がいなかったようです。。。。リハーサルで最初の１小節を弾いた時点ですぐにわかりましたが、時すでに遅しでした。１時間後が開演だったからです。<br />&nbsp;　主催者や僕等の心配をよそに、お客さんは大満足のようでした。また来年もここで演奏する事になりそうです。その時は是非調律したピアノで演奏したいですね。<br /><br />&nbsp;<a href="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009021102.jpg" rel="lightbox[gallery]"><img src="http://www.kunitachi-gakki.co.jp/izumi/archives/2009021102.jpg" alt="" class="grayshadowbox" border="0" /></a>
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