和泉清孝 ベルギー便り

ベルギーで活躍するピアニスト、和泉清孝

 
 
 
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6月28日 ブリュッセルにてピアノ・デュオの演奏会

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 ブリュッセルで演奏するのは数年ぶりです。場所は偶然にも日本大使館のすぐ近くのアトリエで、昔はある1人の画家がアトリエとして使っていました。その画家は既に引退なさり(現在103歳)、そのアトリエは今は専ら演奏会に使われているそうです。たくさんの絵画に囲まれての演奏会は、とても贅沢ですね。

 4月以降、音楽院での仕事がとても忙しかったので、以前にオランダで弾いた曲目を今回もそのまま使わせてもらいました。とは言っても、毎回聴衆は異なるので、演奏曲目が同じでも全く問題はないのですが。。。。曲目はメンデルスゾーン、フォーレ、ストラヴィンスキーだったのですが、今回の主催者がストラヴィンスキーの大ファンだという事で、これも良い選曲だったようです。「ペトルーシュカ」は、今までの中では最高の演奏が出来ました。非常に集中力の高い聴衆で(演奏会に慣れているのでしょう)、演奏中全く身動きもせずに最後まで聞いて下さいました。僕等演奏家は聴衆の反応にはとても敏感で、彼らが集中していると、その分僕等も演奏しやすくなるのです。その逆に、携帯電話が鳴ったり、赤ちゃんが泣き出したりすると、他の聴衆は集中できず、僕等の演奏にも多少の影響を与えます(もちろんそのような影響を受けないように、日頃の訓練があるわけですが)。

 演奏会の後はワインやおつまみが出て、皆楽しく演奏会後の一時を過ごしていました。僕等もその輪に加えて頂き、多くの人から話しかけられました。とても愛嬌のある方達でたくさんお話ししたかったのですが、最終電車の時間が迫っていたので、そうもいきませんでした。水を一杯だけ飲んで出発です。アントワープから離れた所で演奏する場合は常に電車での移動なので、演奏会の後もそう長くは居られません。なるべく早く運転免許を取って、次回は車で行ける様にしたいですね。

 ところで今週から、待ちに待った夏休みが始まりました!


2009年07月06日 和泉清孝
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