ミッレヘムという小さな田舎町の教会でピアノデュオの演奏会をやりました。約200人収容のこの教会が満席になり、非常に熱気を帯びた雰囲気の中での演奏会となりました。今回は珍しく2台のピアノを使っての演奏会です。基本的には2台のピアノが設置されているホールは少なく、更に2台借りるとなるとかなりの支出になるので、大抵の主催者はこれをしません。それ故に、僕等にくる演奏依頼はほとんどがピアノ連弾です。ところが、今回の主催者は「豪華な演奏会を」という事で、2台ピアノの演奏会を企画しました。
演奏曲目はチャイコフスキー、ラフマニノフ、ミヨーに加え、日本人作曲家の尾高尚忠氏の「みだれ」を演奏しました。この尾高尚忠氏は僕が東京芸大付属高校の時に、作曲でお世話になった尾高 惇忠先生のお父上にあたる方です。この曲を弾いたのは初めてでしたが、とても好評でした。演奏会の後に人々の口から「Otakaは素晴らしかった!」という言葉を聞く事ができ、とても嬉しく思いました。しかも、それが他人の音楽ではなく、多少でも自分に関わりのある方の作品だったので尚更です。また機会があれば是非演奏したい曲です。


