和泉清孝 ベルギー便り

ベルギーで活躍するピアニスト、和泉清孝

 
 
 
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3月8日 エラスムス・アンサンブル演奏会

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  昨年ピアノ・デュオで演奏したヴィルレイクのお城で(昨年の日記を参照)、今年は新室内合奏団の演奏会が行われました。これは今年設立された合奏団で、記念すべき第1回目の演奏会です。僕は(当然ながら)ピアノを担当しています。メンバーは今のところ8人程いますが、演奏会によって組み合わせが変わります。今回の演奏会では、ヴィオラ、クラリネット、ピアノの3つの楽器(つまり3人)のトリオでした。来年はヴァイオリンやフルート、オーボエなどとの共演もあるようです。

   ヴィオラ、クラリネットの2人とは今回が初顔合わせでしたが、すぐにお互い馴染む事ができました。2人とも年上のベルギー人です。ユーモアのセンスが豊富な方達で、リハーサルの間中、ジョークを言って笑ってばかりいました。これ程楽しいリハーサルは他にはありえません。基本的にリハーサルが余り好きではない僕ですが(内緒の話です)、今回ばかりは毎回リハーサルの日を楽しみに待っていました。もちろんジョークを言って笑うためだけではありません。演奏は真剣に行いました(笑)。

  演奏会では、ブルッフ、シューマン、フランセのトリオを演奏しました。フランセという人は20世紀のフランスの作曲家で、作風も現代的なので、譜読みにかなり手こずらされました。普段ロマン派の作曲家ばかり弾いている僕にとっては(ストラヴィンスキーはたまに弾きますが)、慣れないスタイルです。おそらく、僕が今まで弾いた曲の中でも、かなり複雑な部類に入るのだと思います。それでも、非常に新鮮で楽しい音楽でした。是非また弾きたい曲だと思います。聴衆もこの音楽を堪能したようです。それと、ブルッフのトリオも素晴らしい曲でした。 40分近くかかる大曲ですが、弾き応えがあり、弾きながらも感動の連続でした。これも弾き続けていきたい曲の1つです。

  今週の日曜日にはチェロ、クラリネットとのトリオで演奏会があります。

 
2009年03月16日 和泉清孝
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